青森県三沢市の魅力

東に太平洋・西に小川原湖。清らかな水に囲まれた基地の街三沢
三沢市の地図

三沢市は、人口４万５０００人余りの小さな街ですが、
本州の北端である青森県の東南部に位置し、
東は太平洋、西は小川原湖と、上北町、東北町、南は百石町、下田町、
北は六ヶ所村に接しています。

気候は、北国の割に降雪量が少ないのが特徴ですが、
春から夏にかけて吹く偏東風（ヤマセ）の影響で、海岸地帯は冷気と濃霧におおわれる日もあり、
夏の短いのも特徴といえます。

大空の街　三沢
三沢市には、空の玄関（三沢空港）があり、
青森県内観光の空の玄関として、発展してきました。

日本でも最大級の（米軍・航空自衛隊・民間の共有）滑走路があります。
また、極東でも最大級の米軍基地を有する街としても有名ですが、
三沢米軍基地正門前

三沢市内には国際交流会館があり、多くの外国人達とのふれあいが持たれています
アメリカンデー・三沢基地航空祭など多くの催し物があります。
ブルー編隊飛行

空を飛んだりんご
昭和６年１０月４日
二人のアメリカ人飛行士が、ミス・ビードル号に乗り込んで、
三沢の淋代海岸を離陸し、７９８２ｋｍを４１時間１３分で飛行し、
アメリカのウエナッチ市に胴体着陸をして、世界初の快挙を成し遂げました。
パングボーン・ハーンドン

パイロットは、クライド・パングボーンとヒュー・ハーンドンの二人です。
その時、日本から５個の（紅玉リンゴ）を運んだので、
お返しにウエナッチからチャーレッド・デリシャスリンゴが送られてきました。
淋代海岸には、記念碑・翔翼の碑が建っています。
また、太平洋を一望出来る塔も完成しました。
昭和５６年　三沢市はウエナッチ市と姉妹都市を結び、交流しています。
太平洋無着陸横断に成功しました。
以来アメリカのウエナッチ市とは姉妹都市を結んでいます。

青森県立　航空科学科館

青森県立三沢航空科学館でも、
当時の様子が映画や模型飛行機などでご覧になれます。
また、大空ひろばには、いずれも日本中の大空を飛び現役で活躍した航空機を８機展示してあります。
青空広場

F-104とT-3については搭乗体験ができ、またUP-3については機内見学ができますので、
お気軽に体験してみてください。

ラムサール条約

国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に
仏沼（青森県三沢市）が平成１７年１１月９日（水）に登録されました。
ラムサール条約は、水鳥をはじめ様々な動植物が生息する湿地や湖沼の保護が目的です。
仏沼は干拓地で、ほとんど耕作されず原野化していましたが
長年の維持管理によって湿原性の草原を形成されました。
仏沼には絶滅危惧種のオオセッカ他５種類、また絶滅の危険が増大している種が２０種
それ意外にも多くの渡り鳥の中継地点となっています。
オオセッカの住む小川原湖近くの草原

オオセッカの分類はスズメ目のウグイス科
漢字では（大雪加）と書くようです。
種名《オオセッカ》学名Ｍｅｇａｌｕｒｕｓ　ｐｒｙｅｒｉ
英名/英名訳　　Ｊａｐａｎｅｓｅ　Ｍａｒｓｈ　Ｗａｒｂｌｅｒ
日本産の湿地にすむ鳴鳥全長/翼開長１３ｃｍ/１６ｃｍ

太平洋と小川原湖に挟まれた仏沼干拓地以外、周囲の休耕田にもオオセッカなどが生息しています。
しかもオオセッカは、世界で中国の一部と日本でしか分布していないそうで
個体数は2000羽程度と推定され、環境庁の日本版レットデータブックで危急種に指定されています。
これまでの仏沼湿原での調査において最高452羽のオオセッカが確認され
仏沼は、世界最大の繁殖地といわれているそうです。

夏の小川原湖
小川原湖は、十和田湖と並び、青森県最大の淡水湖です（一部海水が混じる）。
遠浅で、自然に富んだ穏やかな湖には、涼を求めて訪れる、多くの人で賑わいます。
わかさぎ・白魚・ぼら・などが生息し、また野鳥達のえさの宝庫でもあります。
そして、小川原湖のしじみ貝は、十三湖のしじみ貝と並んで有名で湖の名物になっています。

小川原湖名産　特大シジミ貝8～10人前

近年新しく出来た、小川原湖オートキャンプ場は、施設が充実！
広大な敷地には、キャンピングカー専用もあるよ。
５月～１０月開園　期間中　無休

小川原湖から見える米軍基地　通称（ぞうのおり）

寺山修司記念館

寺山　修司
寺山　修司は昭和１０年に三沢市に生まれ、小中高を青森で過ごしました。
俳句や短歌、映画、演劇など多方面で活躍し、「天井桟敷」を主宰。
天才・鬼才と言われました。
記念館（小川原湖　市民の森）には、多くの作品を含め、
ポスター・机・演劇の小道具など・が展示されています。
ちょっと、変わった建物です。

温泉の湧き出る癒しの街　三沢
温泉マーク